小説

そういえばカバー裏とか特に何もないね  長嶋有「祝福」

祝福作者: 長嶋有出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/12/11メディア: 単行本 クリック: 39回この商品を含むブログ (35件) を見るデビュー10周年を迎える第10作品集。帯に書いてある「長嶋有によるひとり紅白歌合戦 女主人公5人vs男主人公5人」がブ…

ドラマチックは組み立てるのは難しいけれど、成功すれば最強だね  藤原伊織「テロリストのパラソル」「ひまわりの祝祭」

テロリストのパラソル (講談社文庫)作者: 藤原伊織出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/07/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 54回この商品を含むブログ (128件) を見るひまわりの祝祭 (講談社文庫)作者: 藤原伊織出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/0…

面白いんだけど印象薄いな 森博嗣「εに誓って」

εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (37件) を見る Gシリーズも一応文庫で買い集めてるんだけど、毎回どんな話だったかすぐに…

伊藤たかみ「アンダーマイサム」

電車のなかでまだ読んでない本がないと不安になる病が発生しちゃうので買っちゃった。 アンダー・マイ・サム (講談社文庫)作者: 伊藤たかみ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/14メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (23件) を見る キャ…

遅ればせながら

長嶋有漫画化計画なるものが進行していたことを知る。 http://www.n-yu.com/manga/index.html 僕の中では今の日本の小説家のトップに居る。もっと一般的になってほしいと思うし、こういう試みは素直に嬉しい。なによりも、衿沢世衣子が「ぼくは落ち着きがな…

良い。ただ買うとなるとね  中村航+宮尾和孝「オニロック」

絵本ということなので一応このカテゴリ。 オニロック作者: 中村航,宮尾和孝出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2009/02/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る いま検索したところ、中村航が一番最初に登録されてるの…

ラノベってこんなんだったっけ  折口良乃「九罰の悪魔召喚術」

クラスの友達がラノベデビューってことでつきあい半分で買ってみた。なにしろ身近にいるやつが商業で本出すなんて初めてだから。 九罰の悪魔召喚術 (電撃文庫)作者: 折口良乃,戌角柾出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/05/10メディア: …

背景で主人公を知る  長嶋有「夕子ちゃんの近道」

一度単行本で読んで、文庫で読むとまた違った味わい。長嶋有の小説は読むごとにさまざまな味があるから困るぜ。 夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 28回この商品を含む…

東のエデンアニメ&小説 第一話まとめ

ちょこっと前から上のとこにバナーをはっつけてみました。まあなんというか僕が羽海野チカが好きってだけですが。それだけじゃなくノイタミナ初のオリジナル作品ということで見てみました。あとダヴィンチ買ったら小説版の連載が始まってたのでそれもついで…

非日常的日常を普通にそのまま  ねたあとに

朝日新聞に連載されていたらしい、ねたあとにがいよいよ本に。その割には連載してるの読んでもおもしろくなさそうな展開。 ねたあとに作者: 長嶋有出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/02/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 56回この商品を含む…

良い感じにまとまり、女の怖さを実感。  秋季限定栗きんとん事件(下)

ついこないだ上巻が出たと思ったらすぐに下巻が出た、米澤穂信の秋季限定栗きんとん事件。どうせなら一冊にまとめればよかったのに。東京創元社も苦しいのかな? 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)作者: 米澤穂信,片山若子出版社/メーカー:…

こわいよこわいよー  秋期限定栗きんとん事件

やっとでた米澤穂信の小市民シリーズ第三弾。ついに互恵関係を解消した小鳩くんに彼女ができました。 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信,片山若子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/02/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック…

今の流れのいくつかの源流?  ノルウェイの森

さと雑記の大里くんから借りっぱだったのをいい加減に読まねばならんなあというわけで読了。恥ずかしながらW村上の春樹のほうは読んだことがなかったのですよ。もったいなかった。というわけではじめての村上春樹。 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村…