前を向くバリエーションの豊富さ GOING UNDER GROUND「Roots & Routes」
前作「稲川くん」は決意表明のメッセージを含んだ傑作だったけれど、今作はそこで示した場所へ進んでいく、さまざまな行き方を示しているように受け止めた。
- アーティスト: GOING UNDER GROUND
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2012/11/14
- メディア: CD
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インスト「1978」に続く「シナリオライター」は前作からまっすぐみえる延長線上にある曲だ。見せたくない傷もココにちゃんとあるって一節はもしかしたらここまでの活動の総括としてあるのかもしれない。
それが衝動としてあらわれたのが「BreakThrough」だ。ソウル持ってぶつかっていくストレートなアプローチ。
「ナカザのディスコ★」はアルバム全体の中の照れ隠し成分に思える。
方向性の統括として後半部分のスタートに「稲川くん」を配置したのかもしれない。その後、ジョーさんの曲によってちょっと落ち着いた方向性が示されていく。
「9th route」「Shining」は確かな歩き方で。
ゆっくりとしたロックンロールはたくさんある中のまたひとつのルートで、これまでにあまり示されることがなかった。とても新鮮だ。
すごく断片的になってしまった。
シンプルに伝えたいのはこのアルバムがとてもいいってことだけなんだけれども。音だってバリエーション豊かだし、その点では前作よりも入り込みやすいはず。
歌詞なんてあとでいいからさ。じゃあこの記事なんなんだよって思うけど。聴けよまあ。