COMITIA95 結果報告 

戦利品にコメントをしていきます。敬称略。ネタバレもあるよ。サークル名/作品名。

惑星家/ネガッテル
同性の好きな人=異星人という距離感。想いひとつで超えられるのだよね。


・Zulu_mix/THE TWINS GAG MANGA 02
銃撃つ制服ガールがいいってのは自明として、無駄な回想に1p使うあたりとかがツボ。


鉄幻コークス/うたたね通信 03-
非正式版のコピー誌ということで、今度持ってけば後日正式版と交換してくれるとか。うひひ。
んなもんはおいといてキモは発電ガール。停電する電車で電源確保される際の『発電したら 感じちゃうんでしょ? あったまるじゃん!! 一石二鳥!!』って台詞がイッてる(褒め言葉)。表情のバリエーションも増えてる。
33pのカットが非道エロ。


三日で飽きる/コピー本ギャグまんがだよォ
毎回高品質のひどい漫画を描いている三日で飽きる。今回も光ってた。
どう考えても動きがないカットに、キャラに矢印つけて※残像とかできるあたりはセンスだなあ。


評価不要並誤植之指摘不要/あきんぼ!No.1〜4
まず自家製本なのにオフセ並みの装丁の美しさ。3冊で200p超のボリュームで1000円ジャストという値段も安すぎると思うくらい。
さて中身だがブログ上で公開された漫画の再録。後半は完全に性技格闘漫画になってるののは何故w いちいちモザイク代わりに挿入されるあきんぼマークがかわいくてもにょる。


chapter22/It's your (new)ID.
間違いなく今回初めて買ったサークルの中でナンバーワン。
目を惹かれたのは横長なところ。なんでこんな装丁なんだろうと読み進めていくうちになるほどこの漫画はこの装丁じゃなきゃだめだと確信するに至った。
ひとの身体性に焦点をあてたフェチ漫画ということだけれど、確かにそれには嘘がないのに、どういうわけかロマンチックな気さえしてしまうのは話の作りか絵の美しさか。ひとの体にあるほくろを星に、体そのものを宇宙に見立ててしまうとは。美しいな。


すこやかペンギン/マイナスのアルファ
短編二編。どちらも完全に通じ合ってるようで噛み合わない男女。いやあかわいいってのは存在だけで癒し。


すこやかペンギン/ユキミレコード
上記の作品よりも設定がよりグッド。綺麗な話だけど、救いがないのがより引き立てている要因か。


彼岸泥棒/eratta 2007-2011
今回で店仕舞いの彼岸泥棒のほぼ全短編+未収録作品の総集編。
IKKIの新人賞という形で評価された短編の完成度についていまさら細かく言及することは避けるが、共通してあるこの読後感たるや。正当な評価が下されたことが他人事ながら嬉しい。アミカケのほうがベタより好きだけどね。
さりげなく影に隠れているが「樫野」主人公の日記形式1p漫画にふんだんにちりばめられた小ネタとチョイスがナイス。カーステレオから流れるスウィートソウルはちょっと反則かもね(作中では流れてないよ!)


TTT/valentine
バレンタインものでは一番。ツボ抑えて胸キュン要素満載やのうと思ったらハルヒの漫画のひとだった。
けして目新しいわけじゃないけど、多くの人の胸を突き刺すだろうな。


もちほむ軒/漫画 毒毒悪夢料理店
装丁すごい。手作り和綴じの特性を最大限活かした細かさ。ページの間に原稿用紙風のデザインがある上に全部数字が書いてある!(伝わるかな)
設定はすごくいいし絵も上手いのだけれど、この面白さはホラー的な面白さなのか。次も買う。


Eleanor-R/DIASTASE
技法はそこいらの商業誌に載っていても全然不思議じゃないレベルにある。
6pで少女の毒が描けるってのは、とてもすごいことなのではないかと。


Eleanor-R/光の魚
なにも文句の付け所がみつからない。子どもだからこそ行けない世界とか、これから行けるようになる世界とか、魔法とか、話の筋とは関係無く煌めいている(もちろん、話だって十分すぎるほど上手いと思う)。表紙で子どもたちが描いている絵が象徴しているのは。


neige/街角にて
人間間の齟齬だったり接触だったりがとても丁寧に描かれている。
破綻のなさとか自然さとかただものじゃないと思ったら、やっぱりもう商業誌に掲載経験アリ。くそう。見つけられなかった俺くそう。
雰囲気に逃げてしまうのはこういった漫画で結構見るけど、それだけじゃもったいないものな。



コメントで不快にさせてたら、ごめんなさい。