あくまでクロール、という選択肢 河野丈洋「CRAWL」
いまさら新年一発目。少しばかり冬休みが長すぎた気もするけれど。
商品を挿入しようかとも思ったら、一般流通してないいわゆる「インディーズ」な作品だったので残念ながら。
まずは気にくわなかったとこから。定価1500円なのに、着払いで頼むとほとんどフルアルバムみたいな値段になるのはなんでよ。それならいっそフルアルバムにしてくれよ。以上。
それ以外のところに関しては、不満はほぼない。
セルフプロデュースなんだけど、音を作り込みまくって結果として楽曲群は非常にバラエティに富んでいる。(地味すぎるきらいはあるけれど)
点線はその中でも詩、曲ともに珠玉と言って良い出来だろう。
ただ「対岸」とか「平行線」とかいうワードが出てくると、彼の身近にいる人々のことが頭に浮かぶのは……関係ないかなあ。あったら面白いのに。
間違いなく言えることは、河野丈洋というアーティストがもっと注目されるべき存在ということ。