滅びつつあるところ  月光橋はつこい銀座

こないだコミティアのときにカレンダー出してたイシデ電の新刊。原作つきでも動物でもない普通の作品は初めてではなかろうか。


月光橋はつこい銀座 (バーズコミックス)

月光橋はつこい銀座 (バーズコミックス)


商店街のなかにある乾物屋の姉弟。こどもは大人の世界とは違う場所に生きてはいるけれど、関わらずにはいられない。それが、家族だったらなおさらのこと。


当たり前のことを丁寧に描いている。ありそうでないことを。なおかつ一つの流れを作りつつ、悲しみや楽しみをちりばめたりなんかしていて、うらやましいなあと感じるのだ。


人が死ぬわけじゃないのに、泣きそうになるなんて久しぶり。