ファンタジーなのかリアルなのか  モテキ(1)

突然であるが、久保ミツロウの「トッキュー!!」が好きであった。マガジンを読んでいたころは2,3を争うほどに。


いつのまにか連載は終了し、本屋に行ってみたら初の青年誌でのコミックが出ていた。好きな要因のうちでもひときわ大きかったのは女の子のかわいさだったので、それがガチの恋愛モノを描いているというのならこれはもう買うしかないだろう。


モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ (1) (イブニングKC)


当然のことながら女性キャラはとてもかわいい。愛らしい。だいたいは。造形上。


しっかしストーリーはなんなんだ。派遣の30前の男がある日突然今まで関わりがあった女からひっきりなしに連絡が来てこれモテ期かもしんねぇ、でも恋人になれないんですー、どうしたらうまくいくんだろう? って感じ。ファンタジーにしては地味に痛いし、リアルにしてはありえない。個人的にはもうちょっと現実味があったほうが感情移入やらしやすいのだけど。こんな感じでモテ期が到来するとするならば、僕には一本の電話も一通のメールも来ないので。


まあ、地味なのも処女なのもビッチなのもみんなかわいかったから良いんだけどさっ。


とりあえず、この主人公が草食系ってのは明らかに違う。