いちど読む分には面白いけれど、読み返すのがつらい 女の子の食卓(5)
人のいやーな部分を真摯に描く志村志保子の作品。面白い。面白いけれど、その楽しみ方はギャグとかラブコメとは違うのだ。
- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/02/13
- メディア: コミック
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感覚としては、不幸な気持ちを共有するのに近いか。友達の愚痴とか悩みとかを聞いているような。いちど聞くだけなら面白いけど、繰り返されると嫌な気持ちだけが延々と増幅していくあたりが。
一番面白いのは本編じゃなくて、むしろ読み切りだったりする。ショートだと、やっぱり悪い感情が吐露されるだけで終わる傾向がある。