霧雨が顔にかかるように  春雨道中

気づけばもうすぐ春だ。


春雨道中

春雨道中


僕がこの曲と出会ったのは、2002年だから……中二ですな。まさに思春期真っ盛り。特に反抗とかはなかったからそれについては書くことはないのだが。


CATVの音楽専門チャンネルでプッシュされていたために、一日何度も流れていた。そのたびになんともいえない気分にさせられたことを良く覚えている。もやもやが溜まっていくのに、別に嫌ではないそんな感覚。


はっぴいえんどから続く邦楽ロックの系譜にそのまま連なるようなゆるーい曲調。ここから僕はロキノン系に傾倒したのだけど、MAMALAID RAGは僕を飽きさせることなく、ずっと今でも近しいところにいる。たぶんそれは良い意味で空気のようにしてあるからだ、と思うのだ。